カウンセリングを始めたばかりのころ、「料金をいくらに設定すべきか」は本当に悩みます。
「高すぎたら申し込みが来ないんじゃないか」
「でも安すぎたら続けられない」
「相場はどのくらいなんだろう」
このループにはまっている方、多いんじゃないでしょうか。
僕は5年以上、WaReKaRaゼミという心理系オンラインコミュニティの商品設計と集客を担当してきて、
単価30万円以上のプログラムで月2〜5件の契約(月60〜120万円)を広告費ゼロで安定させてきました。
最初から30万円だったわけじゃありません。
設計を変えたんです。
今日は「カウンセラーの料金設定」について、実際にやってきた経験から具体的にお伝えします。
なぜ「1回いくら」の料金設定がうまくいかないのか
まず、多くのカウンセラーがやっている料金設定の問題点から話します。
よくあるパターンがこれです。
カウンセリング 1回60分 5,000円〜10,000円
見た目は分かりやすいんですが、ビジネスとして続けるのが非常に難しい設定です。
計算してみると明らかになる
1回5,000円で、月に20セッション入れたとして、売上は10万円です。
準備・移動・振り返りを含めると、ほぼフルタイムで働いて月10万円になります。
しかもクライアントが突然キャンセルしたら収入はゼロ。体調を崩せば、その分だけ収入が下がります。
時間を売っている構造になっているので、働けなくなったら売上が止まるんです。
クライアント側の問題もある
「1回いくら」という設定には、もう一つ問題があります。
クライアントにとって、「1回受けて何が変わるか?」がイメージしにくいんです。
心の問題は、1回のカウンセリングで劇的に変わることはほとんどない。クライアントも何となくそれを知っている。
だから「試しに1回受けてみようかな」という気持ちにすらなりにくい。受けるとしても、「まぁ安いし一回だけ話聞いてもらおうかな…」くらいの温度感です。
「安いほど申し込みやすい」は物販では正しいですが、カウンセリングのような「結果が見えにくいもの」では必ずしも正しくないんです。
料金設定の考え方を根本から変える
では、どうすればいいか。考え方を一つ変えるだけです。
「時間に値段をつける」から「変化に値段をつける」へ
「1時間のカウンセリング=5,000円」は、時間に値段をつけている考え方です。
これを「6ヶ月で悩みが変わるプログラム=30万円」に変えると、クライアントが買っているものが変わります。
人前で話すと緊張して声が震える。それが6ヶ月後には自然に話せるようになる。
自己肯定感が低くて人間関係でいつも消耗する。それが6ヶ月後には変わる。
この変化に値段をつけるんです。
「30万円は高い」と思う人もいるかもしれません。でもその悩みが解決されれば、仕事・人間関係・毎日の気持ちが変わる。
もう少し先まで想像してほしいんですが、解決した先にその人が味わう幸せや、その人が周りや社会に生み出す価値を考えると、30万円という数字の意味が変わってきますよね。
→ 月20回で10万円
→ 休んだら収入ゼロ
→ 変化がイメージしにくい
→ 月3人で90万円
→ まとめて受け取れる
→ 変化の価値が伝わる
具体的な料金の決め方
料金を決めるときに考える要素は、シンプルに2つです。
① 月に何人を見られるか(上限人数から逆算する)
カウンセリングは体力と集中力が必要な仕事です。クオリティを落とさずに対応できる人数は、カウンセラーによって違います。
月に3〜5人が上限なら、そこから逆算して料金を決めます。
自分の限界ラインを先に決めて、そこから逆算する。この順番で考えると、「何となく相場に合わせた価格」にならずに済みます。
② 変化の大きさ(プログラムの価値)
提供できる変化が大きいほど、料金を上げる根拠になります。
「1回60分のカウンセリング」より、6ヶ月間かけて複数の要素を組み合わせたプログラムのほうが、明らかに変化が起きやすい。
プログラムの中身を充実させることで、料金を上げる正当な理由が生まれます。
プログラム型にすると単価が上がる理由
プログラム型とは、複数の要素を組み合わせた6ヶ月の継続型サービスのことです。
実際にWaReKaRaゼミでは、個別セッション・グループワーク・コミュニティ参加・毎日のワーク課題を組み合わせた6ヶ月プログラムを提供しています。(WaReKaRaのプログラム内容)
これだけの要素が揃うと、「1回のカウンセリング」と比べて、変化が起きやすい環境になります。
クライアントにとっても「これなら変われそう」と感じてもらいやすくなる。
その結果として、30万円でも「高い」ではなく「むしろこれだけのサポートがあるなら」という感覚になります。
プログラムの中身が充実することで、料金を上げても「納得感がある」サービスになるんです。
「安くしたほうが売れる!」は幻想
ここで一つ、はっきりお伝えしたいことがあります。
カウンセリングのような”心”に関わるサービスは、安くしても申し込みは増えません。むしろ逆効果になることがあります。
なぜかというと、人は価格=品質のシグナルとして受け取るからです。
1回5,000円のカウンセリングと6ヶ月30万円のプログラムを並べると、真剣に悩みを解決したい人は後者に引き寄せられやすい。
「安いもので試してみよう」という人は、試しても続かないことが多く、結果として「合わなかったな…」で終わることが多いんです。
高単価で申し込んでくれた人のほうが、結果的に本気で取り組む人が多いんですね。だからカウンセラー側も全力でサポートできて、結果が出やすい。
価格は信頼のシグナルです。「安くしないと売れない」という思い込みを一度手放してみてください。
最初はモニター価格から始める
「いきなり30万円は怖い」という方も多いと思います。
それは当然で、実績がない段階で高額をいただくのは難しい。
だから最初はモニター価格でスタートするのが正しいやり方です。
モニター価格の設定方法
モニター価格は一律の正解があるわけではありませんが、正規価格の3〜7割程度の範囲で決めると設計しやすいです。大事なのは、「通常よりは安い」と伝わりつつ、無料や安売りになりすぎないことです。
- 通常30万円のプログラムを → 50%のモニター価格で15万円
- 通常20万円のプログラムを → 70%のモニター価格で6万円
- 最初の2〜3名限定で募集する
このようにしておくと、モニター募集のときも「通常30万円のプログラムを、今回のみ50%のモニター価格で15万円でご案内します」という形で伝えやすくなります。
モニターさんには、「通常より安い料金でご提供する代わりに、率直なフィードバックをいただきたい。そのフィードバックを口コミとして使わせてください」と伝えます。プログラムを作る協力をしてもらうようなイメージですね。協力の代わりに安くするという立ち位置にするとモニターを受ける側の納得感もあります。
そして、ここで大事なのは、無料にはしないことです。
無料にしてしまうと、本気で取り組む気持ちが弱い人や、「とりあえず無料のものだけ欲しい」という人が集まりやすくなります。
すると、継続率が下がったり、途中で離脱されたりしやすくなります。
さらに、無料だと提供する側も受ける側も、どこかで「無料だからこのくらいでいいだろう」という感覚になりやすい。
その空気感が、サポートの質や取り組みの真剣さを下げてしまうことがあります。
意外かもしれませんが、無料や極端に安い条件で来る人のほうが細かい不満やクレームにつながるということもあります。
だからこそ、モニターであっても最低限しっかりお金をいただくことが大切です。
価格をつけることで、「これは本気で取り組むものなんだ」という前提が生まれます。
モニターを受けることで、「このプログラムで実際にどう変わったか」という事例が手に入ります。
その事例(お客さんの声・ビフォーアフター)があれば、次の募集から正規価格でも成約できるようになります。
「最初から正規価格で売る」のではなく、「モニターで実績を作る → 正規価格に移行する」というステップが現実的です。
副業カウンセラーとして少しずつ実績を積み、独立へ移行するタイミングを考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
整理すると、こういう流れです。
この4つを押さえるだけで、料金設定への悩みはかなり整理されるはずです。
料金設定は、一度決めたら終わりじゃないです。実績が積み重なれば価格を上げる根拠ができます。プログラムの中身が充実すれば、さらに価値を高められます。
大事なのは「最初の一歩を踏み出すこと」。モニター価格でもいいので、まずプログラムを作って、信頼できる方に提供してみてください。
プログラムを作ったら、次は見込み客に届ける仕組みが必要です。広告ゼロで機能する公式LINEを使った集客導線については、こちらの記事も参考にしてください。
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