「対面をやめて、オンラインだけでやってみようかな」
「Zoomでやれば、地元以外の人にも来てもらえるはず」
そう考えて、オンラインカウンセリングでの開業を検討しているカウンセラーさんは多いと思います。
場所代がかからず、全国の人が対象になる。始めやすさで言えば、対面よりずっとハードルは低いです。
ただ、ひとつだけ先に伝えておきたいことがあります。
オンラインにしただけでは、申し込みは増えません。
この記事では、オンラインカウンセリングの始め方として開業前に決めておく3つのことと、ツールの準備だけで止まらずに申し込みまでつなげる考え方をまとめました。
コーチやセラピストの方にも、そのまま当てはまる内容です。
オンラインカウンセリングで開業するカウンセラーが増えている理由
ここ数年で、オンラインカウンセリングだけで開業するカウンセラーさんはかなり増えました。
理由はシンプルで、始めるための負担が小さいからです。
まず、場所代がかかりません。
対面だとカウンセリングルームを借りるか、レンタルスペースを予約する必要があります。オンラインなら、自宅の静かな部屋とパソコンがあれば始められます。
次に、住んでいる地域に縛られません。
対面だと、通える範囲の人しかお客さんになりません。オンラインなら北海道の人も沖縄の人も、海外に住む日本人も対象になります。
そして、ほかの仕事や子育てと両立しやすい。
移動時間がないので、夜の1時間だけ、子どもが寝たあとだけ、という働き方もできます。副業から始めたい人にとっても、オンラインは現実的な選択肢です。
クライアント側にとっても、家から出なくていいのは大きいです。
人に会うのがしんどい時期の人ほど、画面越しのほうが話しやすい、ということもあります。
オンラインにしただけでは、申し込みは増えない
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
オンラインにすると、対象が全国に広がります。
これは裏を返すと、競合も全国に広がるということです。
対面で地元に根ざしてやっていたときは、近所に同じようなカウンセラーが何人いるか、くらいの勝負でした。
オンラインになった瞬間、比べられる相手は日本中のカウンセラーになります。検索すれば、実績も発信量も多い人がいくらでも出てきます。
しかも、オンラインには、たまたま見つけてもらう機会がほとんどありません。
対面なら、看板を見た、近所の人に紹介された、という偶然の出会いがありえます。オンラインでは、あなたのことを知る入口を自分で作らない限り、誰の目にも触れないままです。
Zoomのアカウントを作って、予約ページを用意して、SNSで「オンラインカウンセリング始めました」と告知する。
ここまでやって申し込みが来ないのは、あなたのカウンセリングの腕の問題ではありません。見つけてもらってから申し込むまでの道が、まだできていないだけです。
なので、オンラインで開業するなら、ツールの準備と同じくらい、集客の導線を先に考えておく必要があります。
このあと、まず開業前に決めることを整理して、そのあとで導線の話をします。
オンラインカウンセリングの始め方|開業前に決める3つのこと
オンラインカウンセリングの準備で迷いやすいのは、この3つです。
ここが決まっていれば、ツール選びで止まることはほぼなくなります。
① 形式を決める(Zoom・電話・チャット・メール)
オンラインカウンセリングと言っても、形式はいくつかあります。
- Zoomなどのビデオ通話は、表情が見えるので対面に近い感覚で話せます。いちばん一般的な形式です
- 電話は、顔を見せたくない人に向いています。相手の声だけに集中できるのも良さです
- チャットやメールは、文字のほうが気持ちを整理しやすい人に合います。ただ、やりとりの回数が増えやすいので、料金と回数の決め方に工夫が必要です
最初は形式を広げすぎないのがおすすめです。
全部に対応しようとすると、料金表も案内文も複雑になって、クライアントが選びにくくなります。まずはビデオ通話を基本にして、希望があれば電話にも対応するくらいで十分です。
② 予約から決済までの流れを一本にする
オンラインで意外とつまずくのが、申し込みの手続きです。
予約はメールで受けて、日程はLINEで調整して、支払いは銀行振込で確認して、当日の入室URLはまた別に送る。
これだと、クライアントは途中で何度も止まります。悩みを抱えて勇気を出して申し込んだ人ほど、手続きの面倒さで気持ちが折れやすいです。
理想は、予約、支払い、入室URLの受け取りまでが一本の流れでつながっている状態です。
予約システムの中には、日程予約と同時に事前決済ができて、Zoomの入室URLまで自動で送ってくれるものもあります。どのツールを使うかより、クライアントが迷わず最後までたどり着けるかで選んでください。
あわせて、キャンセルや日程変更のルールも最初に決めておきましょう。
何日前まで無料で変更できるのか、当日キャンセルはどう扱うのか。予約の時点で伝えておけば、あとで気まずいやりとりをせずに済みます。
③ 話せる環境と、守秘のルールを整える
オンラインだと、カウンセラー側の環境がそのまま画面に映ります。
家族の声が入らない部屋で話す。背景に私物や書類が映らないようにする。イヤホンを使って、相手の声が外に漏れないようにする。
このあたりは、クライアントが安心して話せるかどうかに直結します。
クライアント側の環境にも気を配っておきたいところです。
家族が近くにいると、本音が話せない人もいます。事前の案内で「ひとりになれる場所から参加してください」と一言添えておくだけで、セッションの質が変わります。
それから、録画や録音をしないことは、はっきり伝えておくのがいいと思います。
話した内容が残るかもしれない、という不安は、思っている以上に相手を緊張させます。
Zoomでカウンセリングをするときに気をつけたいこと
ビデオ通話の中でも、いちばん使われているのはZoomです。
使い慣れている人も多いので、最初のツールとしては無難な選択です。
ただ、Zoomの無料プランは、1回のミーティングが40分までに制限されています。相手がひとりの1対1でも同じです。
60分のカウンセリングを無料プランでやろうとすると、途中で切れてしまいます。話の深いところで画面が落ちると、クライアントの気持ちも途切れてしまうので、セッションで使うなら有料プランにしておくのが安心です。
もうひとつ決めておきたいのが、通信が切れたときの約束です。
自宅のWi-Fiが不安定なクライアントもいます。切れたら同じURLから入り直してもらう、つながらなければ電話に切り替える、といった流れを事前に伝えておくと、トラブルが起きても慌てずに済みます。
Zoom以外にも、Google MeetやLINEのビデオ通話など、選択肢はあります。
クライアントがふだん使っているツールに合わせるのもひとつの方法ですが、カウンセラー側の入口は1つに決めておいたほうが運用はラクです。
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オンラインだからこそ、集客の導線を先に作る
ここまでで、オンラインカウンセリングを始める準備は整います。
でも、最初に話したとおり、準備が整っただけでは申し込みは来ません。必要なのは、あなたを知らない人が、知って、信頼して、申し込むまでの道です。
僕がすすめている流れは、この形です。
この流れは、オンラインカウンセリングと相性がいいです。
入口のYouTubeやブログから、LINE、そしてセッションまで、すべて画面の中で完結するからです。地域に関係なく、検索した人がそのまま申し込みまで進めます。
僕は、心理カウンセラーが運営するオンラインコミュニティの集客を5年以上担当しています。
SNS広告もWeb広告も使わず、YouTubeとSEOブログから公式LINEにつなぐ導線だけで、新規の申し込みは月2〜5件、月の売上は60〜120万円で安定しています。
特別なことをしているわけではありません。
見つけてもらう入口、信頼してもらう場所、申し込む場所が、一本の道でつながっている。それだけです。
オンラインで開業するなら、この道をツールの準備と同時に作り始めてください。
対面とオンライン、どちらから始めるべきか
「やっぱり対面のほうが信頼されるんじゃないか」と迷う人もいると思います。
僕の考えは、集客の仕組みをまだ持っていないなら、オンラインから始めていいです。
対面は場所代や移動の負担がある分、申し込みが少ない時期ほど苦しくなります。オンラインなら固定費が小さいので、導線を育てている間も続けやすいです。
一方で、地元で紹介や口コミがすでに回っている人は、対面を無理にやめる必要はありません。
対面を続けながら、オンラインの枠を少しずつ増やしていく。この順番なら、今のお客さんを手放さずに対象を広げられます。
どちらを選んでも、大事なのは形式そのものより、申し込みまでの道ができているかどうかです。
まとめ
オンラインカウンセリングで開業するときに、先に決めておくことは3つです。
- 形式を決める(まずはビデオ通話を基本に)
- 予約から決済、入室URLまでの流れを一本にする
- 話せる環境と、守秘のルールを整える
そして、ツールがそろっても申し込みは自然には来ません。
オンラインは全国が対象になる分、見つけてもらう入口から申し込みまでの道を、自分で作っておく必要があります。
準備と導線づくりを同時に進めておけば、開業してから「誰からも連絡が来ない」と焦る時間はぐっと短くなります。
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心理カウンセラーのオンラインコミュニティ「WaReKaRa」で集客責任者を5年以上担当。広告ゼロで月60〜120万円の集客導線を構築してきた実績をもとに、カウンセラーが発信からLINE登録・申込みまでの導線を整えるための情報を発信しています。
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