ココナラでカウンセリングを出品するのはアリ?使い方の正解

「自分で集客するのはハードルが高いから、まずはココナラで出品してみようかな」

開業したばかりのカウンセラーさんから、よく聞く言葉です。
ココナラでカウンセリングを出品すること自体は、悪い選択ではありません。最初の一歩としては、むしろ始めやすい場所です。

ただ、使い方を間違えると、何年続けても自分のお客さんが手元に残らない状態になります。
この記事では、手数料の目安と、相談サイトとの上手な付き合い方を整理します。

ココナラでカウンセリングを出品するカウンセラーが多い理由

理由ははっきりしていて、集客と決済をサイトが肩代わりしてくれるからです。

ココナラには、もともと相談相手を探しに来ている人がたくさんいます。
自分でブログやYouTubeを育てなくても、出品ページを作れば見てもらえる可能性がある。支払いのやりとりもサイトの中で完結します。

電話やビデオチャットで相談を受けられる仕組みもあるので、オンラインで始めたい人にとっては準備がほとんどいりません。
開業して最初の数ヶ月、まだ一人もお客さんがいない時期に、実際のセッション経験を積めるのは大きなメリットです。

ココナラの手数料と、手取りの目安

出品する前に、手数料は必ず確認しておきましょう。
2026年10月時点で、出品者側にかかる販売手数料は次のとおりです。

  • 通常のサービスと電話相談は、販売額の22%(税込)
  • ビデオチャットは、販売額の27.5%(税込)

たとえば1万円のセッションなら、手元に残るのは通常サービスで約7,800円、ビデオチャットで約7,250円です。
売上の2〜3割がサイトに入る計算なので、自分で集客した場合と比べると、同じ件数でも収入はかなり変わります。

自分のサイトや公式LINEから申し込んでもらう場合は、かかるのはカード決済などの手数料くらいです。
同じ月5件、1件1万円のセッションでも、相談サイト経由なら手元に残るのは約3万9,000円、自分の導線なら決済手数料を引いてもほぼ5万円近くが残ります。
この差は、件数が増えるほど大きくなっていきます。

手数料の率は改定されることがあります。出品するときは、ココナラ公式のヘルプで最新の数字を確認してください。

相談サイトだけで続けるときにぶつかる3つの壁

始めやすい反面、相談サイトだけで続けていくと、次の壁にぶつかりやすくなります。

① 価格で比べられる

ココナラでは、同じようなサービスが一覧で並びます。
カウンセリングの中身は、出品ページだけではなかなか伝わりません。そうなると、お客さんは価格と評価の数で選びがちになります。

評価が少ないうちは、安くしないと選ばれない。
安くすると、手数料を引いた手取りはさらに小さくなる。この流れから抜け出しにくいのが、相談サイトの難しいところです。

② お客さんが、自分のお客さんにならない

ここがいちばん大きな壁です。

ココナラは、サイトの外での直接のやりとりに誘導することを規約で禁止しています。
つまり、どれだけ満足してもらっても、そのお客さんとの関係はココナラの中にとどまります。自分の公式LINEに登録してもらったり、自分のサイトから継続プログラムに申し込んでもらったりはできません。

何年続けても、自分の名前で集客できる土台は、ひとつも積み上がらないということです。

③ 評価とランキングに振り回される

相談サイトでは、星の数やレビューが売上に直結します。

一件の低評価で表示順位が落ちることもあります。
カウンセリングは、相手のつらさに向き合う仕事です。その場で耳ざわりのいいことを言ったほうが評価は上がりやすい、という環境は、カウンセラーにとって居心地のいいものではありません。

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ココナラは、練習と実績づくりの場と割り切る

では、ココナラは使わないほうがいいのか。
僕の答えは、期間と目的を決めて使うならアリです。

開業直後は、セッションの経験そのものが足りていません。
いろいろな悩みを持った人と話すことで、自分が得意な相談、苦手な相談が見えてきます。これは、あとで専門分野を絞るときの大事な材料になります。

また、実際にセッションをした人数や、どんな悩みを扱ってきたかは、プロフィールに書ける実績になります。
最初の3〜6ヶ月で何件こなすか、と決めて、練習と実績づくりの場として使う。この割り切りがあれば、相談サイトは心強い味方です。

使うときは、セッションのあとに簡単な記録を残しておくのがおすすめです。
どんな悩みの相談だったか、どんな言葉で悩みを話していたか、どこで手応えを感じたか。個人が特定されない形でメモしておくと、あとで発信のテーマや、プロフィールの言葉を考えるときにそのまま使えます。
相談サイトでの経験を、その場限りで終わらせないことが大切なポイントです。

自分の集客導線と、並行して育てる

ココナラを使うなら、同時に自分の名前で見つけてもらう入口も作り始めてください。

僕がすすめているのは、YouTubeとSEOブログで見つけてもらって、公式LINEに登録してもらい、個別相談につなげる流れです。
ココナラで受けた相談の中から、よく出てくる悩みをテーマにして記事や動画を作る。そうすると、相談サイトでの経験がそのまま発信のネタになります。

僕が集客を担当している心理カウンセラーのオンラインコミュニティでは、この導線だけで、広告を使わずに新規の申し込みが月2〜5件あります。
自分の導線は、育つまでに時間がかかります。だからこそ、相談サイトで経験を積んでいる時期から、並行して始めておくのが近道です。

ココナラをやめる、または減らすタイミング

自分の導線が育ってきたら、相談サイトの比重は少しずつ下げていきます。

目安になるのは、自分の公式LINEや個別相談から、毎月安定して申し込みが入るようになったときです。
そこまで来たら、ココナラの価格に合わせる必要はなくなります。自分の導線では、継続型のプログラムとして、適正な料金で提供できるようになります。

いきなりゼロにする必要はありません。
受付枠を減らす、新規の受付を止める、といった形で、無理なく移していけば大丈夫です。

まとめ

ココナラでカウンセリングを出品するのは、始めやすい選択肢です。
集客と決済をサイトが担ってくれるので、開業直後でもセッションの経験を積めます。

一方で、手数料は売上の2〜3割かかり、お客さんとの関係はサイトの中にとどまります。
相談サイトだけで続けても、自分の名前で集客できる土台は育ちません。

だからこそ、期間と目的を決めて、練習と実績づくりの場として使う。
そして同時に、YouTubeやブログから公式LINEにつながる自分の導線を育てていく。この二本立てが、遠回りに見えていちばん早い進め方です。

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シマケイについて
シマケイ。カウンセラーやコーチなど対人支援職専門の事業設計×集客マーケター。
心理カウンセラーのオンラインコミュニティ「WaReKaRa」で集客責任者を5年以上担当。広告ゼロで月60〜120万円の集客導線を構築してきた実績をもとに、カウンセラーが発信からLINE登録・申込みまでの導線を整えるための情報を発信しています。
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